iTime()関数は、通貨ペア・時間軸・バーの位置を指定してバーの形成開始時刻を取得するために使用します。
iTime()関数は、以下のように定義されています。
datetime iTime(
string symbol,
int timeframe,
int shift
);
各引数の意味は、以下のとおりです。
- string symbol
バーの形成開始時刻を取得したい通貨ペア名を指定します。
通貨ペア名は、「気配値表示ウィンドウ」に表示されているとおりに記述します。
特定の通貨ペア名を指定せず、EA等を適用したチャートの通貨ペアのバーの形成開始時刻を取得したい場合は、「NULL」と記述します。 - int timeframe
以下の表に従って、バーの形成開始時刻を取得する時間軸を指定します。種 類 定 数 内 容 PERIOD_CURRENT 0 現在の時間足 PERIOD_M1 1 1分足 PERIOD_M5 5 5分足 PERIOD_M15 15 15分足 PERIOD_M30 30 30分足 PERIOD_H1 60 1時間足 PERIOD_H4 240 4時間足 PERIOD_D1 1440 日 足 PERIOD_W1 10080 週 足 PERIOD_MN1 43200 月 足 - int shift
形成開始時刻を取得したいバーの位置を指定します。
形成開始時刻を取得したいバーが現在のバーであれば「0」、1本前のバーであれば「1」、2本前のバーであれば「2」……と記述します。
戻り値
引数に指定した通貨ペア・時間軸・バーの位置における形成開始時刻が返されます。
引数に指定した通貨ペア・時間軸・バーの位置における形成開始時刻のデータがない場合(エラーが生じた場合)は、「0」が返されます。
エラーをチェックするためには、GetLastError()関数を使用します。
- GetLastError()関数の詳細については「こちら」を参照してください。
注意点
EA等を適用したチャートにおける各バーの形成開始時刻は、定義済み配列であるTime[]に格納されています。
したがって、EA等を適用したチャートにおける各バーの形成開始時刻を取得したい場合はTime[]を使用し、EA等を適用したチャート以外の通貨ペアや時間軸における各バーの形成開始時刻を取得したい場合(他の通貨ペアや時間軸における動きをチェックしたい場合)はiTime()関数を使用します。