【MQL4勉強プログラミング】通貨ペアやマルチタイムフレームで使うバーの位置を指定して終値を取得する方法

iClose()関数は、通貨ペア・時間軸・バーの位置を指定して終値を取得するために使用します。

iClose()関数は、以下のように定義されています。

double iClose(
string symbol,
int timeframe,
int shift
);

各引数の意味は、以下のとおりです。

string symbol
終値を取得したい通貨ペア名を指定します。
通貨ペア名は、「気配値表示ウィンドウ」に表示されているとおりに記述します。
特定の通貨ペア名を指定せず、EA等を適用したチャートの通貨ペアの終値を取得したい場合は、「NULL」と記述します。

int timeframe
以下の表に従って、終値を取得する時間軸を指定します。

timeframeの種類

int shift
終値を取得したいバーの位置を指定します。
終値を取得したいバーが現在のバーであれば「０」、１本前のバーであれば「１」、２本前のバーであれば「２」……と記述します。

引数に指定した通貨ペア・時間軸・バーの位置における終値が返されます。

引数に指定した通貨ペア・時間軸・バーの位置における終値のデータがない場合（エラーが生じた場合）は、「０」が返されます。

エラーをチェックするためには、GetLastError()関数（詳細は「こちら」を参照してください。）を使用します。

EA等を適用したチャートにおける終値は、定義済み配列であるClose[]（詳細は「こちら」を参照してください。）に格納されています。

したがって、EA等を適用したチャートにおける終値を取得したい場合はClose[]を使用し、EA等を適用したチャート以外の通貨ペアや時間軸における終値を取得したい場合（他の通貨ペアや時間軸における動きをチェックしたい場合）はiClose()関数を使用します。