iCCI()関数は、CCI(Commodity Channel Index)の値を取得するために使用します。
iCCI()関数は、以下のように定義されています。
double iCCI(
string symbol,
int timeframe,
int period,
int applied_price,
int shift
);
各引数の意味は、以下のとおりです。
- string symbol
CCIの値を計算する通貨ペア名を指定します。
通貨ペア名は、「気配値表示ウィンドウ」に表示されているとおりに記述します。
特定の通貨ペア名を指定せず、EA等を適用しているチャートの通貨ペアのCCIの値を取得したい場合は、「NULL」と記述します。 - int timeframe
以下の表に従って、CCIの値を計算する時間軸を指定します。種 類 定 数 内 容 PERIOD_CURRENT 0 現在の時間足 PERIOD_M1 1 1分足 PERIOD_M5 5 5分足 PERIOD_M15 15 15分足 PERIOD_M30 30 30分足 PERIOD_H1 60 1時間足 PERIOD_H4 240 4時間足 PERIOD_D1 1440 日 足 PERIOD_W1 10080 週 足 PERIOD_MN1 43200 月 足 - int period
CCIの値を計算する期間を指定します。
通常は「14」です。 - int applied_price
以下の表に従って、CCIの値の計算に使用する価格データを指定します。種 類 定 数 内 容 PRICE_CLOSE 0 終 値 PRICE_OPEN 1 始 値 PRICE_HIGH 2 高 値 PRICE_LOW 3 安 値 PRICE_MEDIAN 4 中央値
(高値+安値)÷2PRICE_TYPICAL 5 代表値
(高値+安値+終値)÷3PRICE_WEIGHTED 6 加重終値
(高値+安値+終値+終値)÷4 - int shift
CCIの値を取得したいバーの位置を指定します。
CCIの値を取得したいバーが現在のバーであれば「0」、1本前のバーであれば「1」、2本前のバーであれば「2」……と記述します。
戻り値
CCIの値が返されます。
具体例
2本前のバーのCCIの値が「-100」以下で、1本前のバーのCCIの値が「-100」より大きい場合に買いエントリーし、2本前のバーのCCiの値が「100」以上で、1本前のバーのCCIの値が「100」より小さい場合に売りエントリーしたい場合は、以下のように記述します。
double CCI_1 = iCCI(NULL,0,14,0,1);
double CCI_2 = iCCI(NULL,0,14,0,2);
//買いエントリー
if(CCI_2 <= -100 && CCI_1 > -100)
{
int Ticket = OrderSend(Symbol(),OP_BUY,0.1,Ask,10,0,0,NULL,1245,0,clrMagenta);
}
//売りエントリー
if(CCI_2 >= 100 && CCI_1 < 100)
{
int Ticket = OrderSend(Symbol(),OP_SELL,0.1,Bid,10,0,0,NULL,1245,0,clrAqua);
}
- if()文の詳細については「こちら」を参照してください。
- OrderSend()関数の詳細については「こちら」を参照してください。
- Symbol()関数の詳細については「こちら」を参照してください。
- Askの詳細については「こちら」を参照してください。
- Bidの詳細については「こちら」を参照してください。