iBullsPower()関数は、ブルパワーの値を取得するために使用します(ブルパワーの詳細については「こちら」を参照してください。)。
iBullsPower()関数とは?
iBullsPower()関数は、以下のように定義されています。
サンプルコード
double iBullsPower(
string symbol,
int timeframe,
int period,
int applied_price,
int shift
);
各引数の意味は、以下のとおりです。
- string symbol
ブルパワーの値を計算する通貨ペア名を指定します。
通貨ペア名は、「気配値表示ウィンドウ」に表示されているとおりに記述します。
特定の通貨ペア名を指定せず、EA等を適用したチャートの通貨ペアのブルパワーの値を取得したい場合は、「NULL」と記述します。 - int timeframe
以下の表に従って、ブルパワーの値を計算する時間軸を指定します。種 類 定 数 内 容 PERIOD_CURRENT 0 現在の時間足 PERIOD_M1 1 1分足 PERIOD_M5 5 5分足 PERIOD_M15 15 15分足 PERIOD_M30 30 30分足 PERIOD_H1 60 1時間足 PERIOD_H4 240 4時間足 PERIOD_D1 1440 日 足 PERIOD_W1 10080 週 足 PERIOD_MN1 43200 月 足 - int period
ブルパワーの値を計算する期間を指定します。 - int applied_price
以下の表に従って、ブルパワーの値の計算に用いる価格データを指定します。計算に使用する価格データの種類
種 類 定数 内 容 PRICE_CLOSE 0 終 値 PRICE_OPEN 1 始 値 PRICE_HIGH 2 高 値 PRICE_LOW 3 安 値 PRICE_MEDIAN 4 中央値
(高値+安値)÷2 PRICE_TYPICAL 5 代表値
(高値+安値+終値)÷3 PRICE_WEIGHTED 6 加重終値
(高値+安値+終値+終値)÷4 - int shift
ブルパワーの値を取得したいバーの位置を指定します。
ブルパワーの値を取得したいバーが現在のバーであれば「0」、1本前のバーであれば「1」、2本前のバーであれば「2」……と記述します。
注意点
ブルパワーは、通常はそれ単独で用いるものではなく、「ベアパワー」(ベアパワーの詳細については「こちら」を参照してください。)と併用して相場の強弱(=買い方と売り方のどちらが優勢か)を判断します。
サンプルコード
1本前のバーのブルパワーとベアパワーの値が共に「正」であれば買いエントリーしたい場合は、以下のように記述します。
サンプルコード
double Bull_1 = iBullsPower(Symbol(),0,13,0,1);
double Bear_1 = iBearsPower(Symbol(),0.13,0,1);
if(Bull_1 > 0 && Bear_1 > 0)
{
int Ticket
= OrderSend(Symbol(),OP_BUY,0.1,Ask,10,0,0,
NULL,1359,0,Magenta);
}