トレーリングストップとは、決済のための逆指値注文に値幅指定機能を付加したもので、レートの変動に従って、自動的に決済逆指値価格が切り上がる(切り下がる)ものです。
トレーリングストップとは
MetaTrader4(MT4)でのトレーリングストップは、約定価格からトレーリングストップを設定した値幅(トレーリングストップ幅)分の利益が出てから機能します。
以下に、MT4でのトレーリングストップの働き方を示します。
⑴ 買いポジションの場合
⑵ 売りポジションの場合
2.注意点
MT4でトレーリングストップを機能させるに当たっては、以下の点に注意しておく必要があります。
- トレーリングストップは、約定価格から指定した値幅分の利益が出て初めて機能し始めます。
- トレーリングストップの設定は、業者のサーバー上ではなくPC上で管理されているので、MT4にログインして稼動させていなければ、トレーリングストップは機能しません。つまり、MT4を稼動させていない間は、レートが変動しても、決済逆指値価格は自動的に更新されません。
3.トレーリングストップの設定方法
⑴ ターミナルウィンドウを表示させる
「ツールバー」上の「Terminal」アイコンをクリックして、「ターミナルウィンドウ」を表示させます。
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⑵ ポジションを選択して右クリック
トレーリングストップを設定したいポジションを選択し、右クリックすると、下に示すようなメニューが表示されます。
⑶ トレーリングストップ幅を設定する
メニューの「トレイリング・ストップ」をポイントし、任意のトレーリングストップ幅を選択します。
メニューにないトレーリングストップ幅を設定したい場合には、「カスタム設定」をクリックすると表示されるダイアログボックスの「トレイリング・ストップの設定」欄に、任意の値を入力し、「OK」をクリックします。
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なお、トレーリングストップの設定値の単位は「ポイント(提示レートの最小変動数)」です。
例えば、提示レートが「100.123」であれば、「0.001」が「1」ポイント、提示レートが「1.2345」であれば、「0.0001」が「1」ポイントとなります。