iAO()関数は、移動平均線を基にして、市場トレンドの方向、買いサイン・売りサイン、買われすぎ・売られすぎなどを判断するオーサムオシレーター(Awesome Oscillator)の値を取得するために使用します。
iAO()関数は、以下のように定義されています。
double iAO(
string symbol,
int timeframe,
int shift
);
各引数の意味は、以下のとおりです。
- string symbol
オーサムオシレーターの値を計算する通貨ペア名を指定します。
通貨ペア名は、「気配値表示ウィンドウ」に表示されているとおりに記述します。
特定の通貨ペア名を指定せず、EA等を適用したチャートの通貨ペアのオーサムオシレーターの値を取得したい場合は、「NULL」と記述します。 - int timeframe
以下の表に従って、オーサムオシレーターの値を計算する時間軸を指定します。種 類 定 数 内 容 PERIOD_CURRENT 0 現在の時間足 PERIOD_M1 1 1分足 PERIOD_M5 5 5分足 PERIOD_M15 15 15分足 PERIOD_M30 30 30分足 PERIOD_H1 60 1時間足 PERIOD_H4 240 4時間足 PERIOD_D1 1440 日 足 PERIOD_W1 10080 週 足 PERIOD_MN1 43200 月 足 - int shift
オーサムオシレーターの値を取得したいバーの位置を指定します。
オーサムオシレーターの値を取得したいバーが現在のバーであれば「0」、1本前のバーであれば「1」、2本前のバーであれば「2」……と記述します。
具体例
2本前のバーのオーサムオシレーターの値が「0」以下で、1前のバーのオーサムオシレーターの値が「正」であれば、買いエントリーしたい場合は、以下のように記述します。
double AO_1 = iAO(NULL,0,1);
double AO_2 = iAO(NULL,0,2);
if(AO_2 <= 0 && AO_1 > 0)
{
int Ticket
= OrderSend(Symbol(),OP_BUY,0.1,Ask,10,0,0,
NULL,1539,0,Magenta);
}