MACD

1.意 味

 MACD(Moving Average Convergence/Divergence)とは、ジェラルド・アペル(Gerald Appel)氏によって開発されたインジケーターで、トレンドの方向性・転換を見極めるために使用されるものです。

 MetaTrader4(MT4)では、「ナビゲータウィンドウ」の「インディケータ」ディレクトリの中の「オシレーター」ディレクトリにおいて、「MACD」として用意されています。

 また、MACDの値をEA等のプログラミングに使用したい場合は、iMACD()関数(詳細は「こちら」を参照してください。)を使用します。

 MACDは、「MACDライン」と「シグナルライン」で構成されており、MT4に標準で装備されているMACDは、MACDラインが「ヒストグラム」、シグナルラインが「破線」で描画されます。

MACD

2.計算式

 MACDの計算式は、以下のとおりです。

  • MACDライン
    短期指数移動平均線の値-長期指数移動平均線の値
  • シグナルライン
    MACDの指数移動平均線の値

 上記の各指数移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)の計算期間は、通常、以下の値を使用します。

  • 短期EMA:12
  • 長期EMA:26
  • シグナルライン:

 なお、MT4に標準で装備されているMACDは、シグナルラインに、EMAではなく、単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)を使用しています(シグナルラインにEMAを使用したMACDの作成方法については「こちら」を参照してください。)。

 また、短期EMA、長期EMA、シグナルラインの計算期間(パラメーター)については、上述のように「12」、「26」、「9」が使用されることが多いですが、MACDの開発者であるアペル氏は、買い売りでパラメーターの設定を変えているなど、標準とされている設定とは異なる部分もあるようなので、MACDのパラメーター設定や使い方などをより詳しく探求したい方は、「ジェラルド・アペル著 アペル流テクニカル売買のコツ ― MACD開発者が明かす勝利の方程式」を読まれるとよいと思います。

3.使い方

⑴ MACDラインとシグナルラインの関係を見る

  • MACDラインがシグナルラインを下から上に上抜く
    →買いシグナル
  • MACDラインがシグナルラインを上から下に下抜く
    →売りシグナル

⑵ MACDラインの状態を見る

 MACDラインは、短期EMAと長期EMAの差として算出されるので、以下の関係が成り立ちます。

  • MACDラインの値が「正」から「負」に転換
    →短期EMAが長期EMAを上から下に下抜いた状態
    デッドクロス
  • MACDラインの値が「負」から「正」に転換
    →短期EMAが長期EMAを下から上に上抜いた状態
    ゴールデンクロス

MACD Cross

 したがって、

  • MACDラインが「0」ラインを下から上に上抜ける
    →買いサイン
  • MACDラインが「0」ラインを上から下に下抜ける
    →売りサイン

となります。

⑶ 逆行現象(ダイバージェンス)

  • ブリッシュ・ダイバージェンス
    価格が下落しているのに、MACDラインの値が下げ渋る
    →買い転換のサイン
    Bullish Divergence
  • ベアリッシュ・ダイバージェンス
    価格が上昇しているのに、MACDラインの値が上げ渋る
    →売り転換のサイン
    Bearrish Divergence

4.関連ツール

MACDトレードセット
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5.関連EA

YOS_MACD_MA
長期・短期の移動平均線とMACDを組み合わせた順張り用EAです。
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6.関連書籍

 MACDを開発したジェラルド・アペル氏が書いた書籍です。


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